そのニキビ、もしかして餅が原因かも?

みなさま、お正月は楽しく過ごせましたか?
この時期、多くのご家庭でお餅を食べると思いますが、お餅によってニキビが悪化する可能性があるとご存じですか?
もし「毎年お正月にニキビができる」と悩んでいるなら、その原因はお餅にあるかもしれません。
今回は「お餅とニキビの関係性」についてお話ししようと思います。

お餅に含まれるアミロペクチンがニキビを悪化させる

お餅がニキビに悪影響を及ぼす原因は、お米の原料であるもち米にあります。
もち米には「アミロペクチン」というでんぷんが含まれており、これがニキビを悪化させる原因です。
それなら「お米もニキビを悪化させるのではないか?」と思う人もいるかもしれませんが、ニキビに悪影響なのはアミロペクチンであり、お米自体ではありません。
アミロペクチンには”血糖値を上げる”や“膿ができやすくなる”といった作用があるため、ニキビができやすくなったり、出来始めの小さいニキビの炎症を悪化させてしまう働きもあるのです。

お米に含まれるもう1のデンプン「アミロース」は、消化・吸収されにくいデンプンです。
消化・吸収されにくいのはデメリットに感じやすいですが、ゆっくり消化されていくため、血糖値の上昇を防ぐ効果があります。
また、アミロペクチンを含むお米との違いとして、アミロースが多く含まれるお米はパラパラしているのが特徴です。


お餅がニキビ悪化に繋がる理由

お餅がニキビ悪化に繋がる主な理由は「アミロペクチン」ですが、その他にも2つ理由があります。

まず、お餅は消化されにくいです。
消化されにくい食べ物は胃腸に負担をかけてしまうためニキビの原因となります。

また、お餅は皮膚の表面に熱を持たせてしまう食べ物です。
皮膚が熱せられることで、ニキビができやすくなったり、小さいニキビが炎症を起こしやすくなったりします。
これはお餅の特性なので防ぎようがありません。

お餅はニキビに悪影響を及ぼしますが、決してデメリットばかりではありません。
お餅は噛む回数が自然と増えるので小顔効果が期待できます。
噛む回数が増えれば増えるほど、頬や顎の筋肉が刺激されるので、頬のたるみやシワへの効果も期待できます。


お餅は食べ過ぎなければメリットもある

健康に良いおすすめの食べ方として4つご紹介します。

⚫︎きな粉
きな粉には人間に必要な栄養素が多く含まれています。
元々が大豆なので、たんぱく質やナトリウム、食物繊維や大豆イソフラボンなど栄養成分が豊富です。
栄養価の高いきな粉とお餅を合わせれば、高い健康効果に期待できます。

⚫︎あずき
あずきには疲労回復効果のあるビタミンB1が含まれています。
炭水化物を多く含んだお餅とあずきのビタミンB1で体力増強効果が期待できます。

⚫︎納豆
納豆でお餅を食べる人は少ないかもしれませんが、納豆は健康効果が高いのでおすすめです。
納豆には納豆菌やたんぱく質、食物繊維などが含まれており、腸内環境を整え、免疫力を上げる効果にも期待できます。
お餅だけでは胃腸に悪い影響を及ぼす可能性があるので、ぜひ納豆と一緒に食べてみてください。

⚫︎大根おろし
お餅による胃もたれを改善するためには、大根おろしがおすすめです。
大根おろしに含まれているアミラーゼという成分が消化吸収を促してくれます。
とくにお餅を食べすぎてしまっている場合は大根おろしのような消化を促すものと合わせると良いです。

そのニキビ、もしかして餅が原因かも?まとめ

お餅はニキビを悪化させる可能性があり、胃腸にも負担をかけてしまいます。
お餅に限ったことではありませんが、健康やお肌に注意しながら食べすぎには気をつけましょう。